ひまわり俳句誌2026年7月号から鑑賞

(しばらくぶりに本を読むと)皆さんの句が新鮮で、新鮮で・・・ 蔵本芙美子

牛蛙のお玉杓子の面構  藤本紀子

 主宰の選評にも書かれていたが私もこれは見たことがない。が、下五の表現で想像ができる。ツラガマエと言うからには相当スゴイのだろう。

後ろ手は賢治のポーズやませ吹く  小山内豊彦

 読み手を賢治の世界へ誘っておいて、そしてその地方特有のやませが吹く東北の風土へ着地をさせる。私たち徳島に住む者にはつくれない句です。こんな素敵な世界へいざなってくださって感謝です。

夏足袋のこはぜ外してえいわっしょい  西池万葉

 句が飛び跳ねていてとても楽しいし、とても好き。下五がまた好い。

大鷭の二羽と一羽に別れおり  清水規代

 気持ちがいいくらい感情をいれずにその様子を詠んでいる。そのためだろうか、水面の静けさや緊張感などが立ち上がる。

走っても跳んでもしろつめ草の上  鎌田泉

 これもまたうれしくなるほど楽しい句。どこまでもどこまでもしろつめ草のうえを走り回ることができる解放感。

AIの描く回路図蜘蛛の糸  多田勝

 現代的で人工的な線と、自然が織りなす線との対比。(AIという句材は新鮮なのだけれど結構むつかしいのです)

コンビニの唐揚げが好きこどもの日  酒井光代

 これも新鮮なイマドキの句材。お母さんの唐揚げじゃあなくてコンビニの唐揚げと言い切っている。世のお母さん方もがんばろう!!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください