俳句は何を詠うのか:その11(随聞小話第047回)

 「だるまさんがころんだ」     西池冬扇

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 カメムシが出ただるまさんがころんだ  今岡京子

たいがいの人が子供の時使用したが、通常の辞書には出ていない懐かしい言葉がいくつもある。遊戯語もたいがいそれ。子供が遊ぶ時の言葉で懐かしい。「だるまさんがころんだ」は鬼ごっこの変種の遊びだが、鬼の唱える言葉は丁度十音。地域によって、また時代によって言葉は異なる。「ぼんさんがへをこいた」は聞いたことがあるが、「いんであんのふんどし」とか「寿がきややきうどん」などというのもあるらしい。なかなか子供の世界では想像を絶する言葉の使い方をするものだ。この遊びは英語圏にもあるようで、「レッドライト・グリーンライト(赤信号・青信号)」と言うそうだ。俳句が追いかける興趣には、遊戯語も含め消えていくかもしれない言語の世界が醸し出す世界もある。

この句の新鮮な感覚はカメムシを登場させたことである。もしかしたら昔の実体験だったのかもしれない。

“俳句は何を詠うのか:その11(随聞小話第047回)” への 1 件のフィードバック

  1. 川口厚子 より:

    遊戯語は国や地方によって少しずつ違うので、それもまた興味深い!
    嫌われるカメムシもだるまさんがころんだと一緒に使われることで、ユーモラスな虫に!参考になります!

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