蔵本芙美子

/ (注:この挿絵はAI君が描きました)
WEP俳句通信VOL144の超結社句会「新12番勝負」を読んでみた。
なぜかと言えば、われらがひまわり会長・西池冬扇先生が、他結社の錚錚たる主宰先生方との句会に参加され丁々発止とやり合ったらしい、と聞いたのでさっそく読んでみたのだった。
一言で言えば、すごくおもしろかった。
どのようなページかを少しだけ紹介。
「玉藻」主宰・星野高士、「泉」主宰・藤本美和子のお二方がホストで、毎号ゲストを迎えての句会の様子が書かれている。その今号のゲストに「ひまわり」会長・西池冬扇、「豈」同人・筑紫磐井、「豈」ほか同人・なつはづき、「炎環」同人・吉田悦花の4人で、(本文中敬称を略させていただきました)各人5句投句の7句選。
展開は、まず高得点句からの選評から始まり、それは全員が必ずしゃべるので、自分の句についても(名乗りのない段階で)しれっと?評をしているのだけれど、そこがまず笑えてしまった。その句についての全選評が終るとフツーに名乗られており、でもほんとうはリアルにどのような雰囲気だったのか覗いてみたかったなあ。
冬扇先生の出句は
ただ白いだけで浮いてる冬の雲
御慶とて地域猫来て鴉来て
地球浮き元旦らしく光ってる
七種の籠に混じりて苜蓿
木枯の立体交叉くぐりけり
の5句で、とくに七種のと御慶の句が次点句になるなど好成績 !! 御慶の句は私も好きな句で、評のなかに宮沢賢治の童話みたいというのがあって、ほんとに賢治の世界だなあと。
評にはもちろん辛口コメントもあるけれど、皆さんのびのびと(という表現は先生方に失礼かもしれませんが、そこを敢えて言わせていただいて)楽しそうにコメントされておられ、読者側にも楽しい時間だった。また今回参加の6人のうち、5人の方が現代俳句協会所属ということであったが、そこは私にはよくわからず、どの句も新鮮で踊っていたように思いました。(やっぱり先生方の句には隙がないんだよね..)
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※この本の紹介を少し
「WEP俳句通信」の最新号VOL144です。
そのなかのP147~P157に「超結社句会新12番勝負」の記事が掲載されています。
なお、ほかにも冬扇会長の書かれた「いま、なお、なぜ虚子か 俳句の魔物再び」
「正岡子規『俳諧大要』私抄(その5)俳句の種類という章を読みながら」も掲載。